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職務経歴書は、短いながらも、無事、書類選考を通ったのでした。
一つひとつの経験が貴重な財産。
属部署名」「職種名」「業務内容」だけで終わらせるのはもったいない。
短期間であっても、仕事内容を細かく分解してみれば、応募先企業が注目する経験が含まれているかもしれません。
わずか数週間程度、たまたま他の部署のサポートをした経験が評価される可能性だ、って、十分にあるのです。
業務内容を羅列するだけでなく、その経験から何を学んだか、どんな力を身につけたかを記すのも一つの手。
企業にとっては、その仕事を通して「何ができる人なのか」ということを知ることが一番大事なのです。
学生時代の経職はアピール材料になりますか?祉会経験が浅くキャリアがないからといって、学生時代の経験をアピールしようと考える人がいます。
けれど、それを頼りにしすぎるのは危険!転職は転職。
人事担当者の着目点は、新卒とは違うのです。
さて、入社1~2年で転職活動を開始したとしましょう。
経験年数が少ないだけに、自信を持ってアピールできるキャリアがないとなると、新卒の就活時に使っていた「ネタJを持ち出したくなるのも無理はありません。
結論から言えば、第二新卒を採用しようとする企業が注目するのは、社会に出てからの数年間で何を経験してきたか。
しかも業務の内容そのものというより、「自分なりにどんな工夫や心がけで取り組んできたか」が重視されるのです。
とはいえ、学生時代の経験も、ときには効果を発揮することも。
メーカーで営業を務めていたH・Sさんは、「有形商品」より「無形商品」を扱ってみたいと考え、インターネット関連サービス会社の営業を目指し、転職活動をしていました。
ところが、書類選考は通過するものの、面接で落とされること数回。
どうやら、見た目がおとなしい印象であるため、「ネッ卜という新しい分野でパリバリ顧客を開拓していくには、バイタリティに欠けるのでは」と恩われてしまったようです。
そこで彼は、次の面接で、学生時代、バイトでお金を貯めては、単独でテーマを決めた旅に出かけていた経験を語ったのです。
そのテーマとは〈祭り〉。
訪れたのは、日本各地の村々。
現地に着くと、まず祭りの関係者を探し、その意味や由来などをヒアリング(方言ではかなり苦労したとのこと)。
誰のためでもない自分のためだけの旅でしたが、そのエピソードを聞いてすっかり感心した面接担当者は「好奇心旺盛で、フットワークが軽い人物」と評価し、採用を決めたのでした。
ひっくり返すこともあります。
ただし、そこに面接官の心を動かす「オッ!この人物は」といった光るものがなければ単なる学生時代のエピソードでは、効果は薄い!;たとえ短期間でも「社会経験」がある第二新卒の場合、学生時代の経験を自己アピールの中心に置くべきではありません。
基本的に、仕事での経験をベースにしたアピールを考えてください。
ただし、職歴からだけでは伝わらないものも当然あります。
私はこんな人物である、ということを伝えたいなら、それを「証明」する事実として、学生時代に取り組んでいたことや、当時の思いを語るのもいいでしょう。
重要なのは、企業のニーズや社会人経験として不足していることを補う、具体的なエピソードを選択することです。
ワーキングホリデー経験者は、外資系企業を希望する人が多い。
海外経験を仕事でも活かしたいようだが。
答えは、最後のパックパッ力一Sさんです。
いたG・Mさんより、旅行三昧だった「S君がうまくいったの?」という声が聞こえてきそうですが、第二新卒の採用において、4人をキャリアの観点から見た場合、それほど大差がないのが実情です。
海外に憧れ、あるいは語学修得を目指して、留学やワーホリに行く人が増えていますが、海外に行くこと自体が目的になってしまっている人も少なくないようです。
帰国後はその経験を活かして「ぜひ、外資系企業へ行きた」「ぜひ、英語を活かした仕事を」と希望する人が多いのですが、残念ながら、海外にいた時聞は、ビジネスの世界ではブランク期間とみなされることのほうが多く、あまりプラスに作用しません。
英語についても、企業が求めているのは、ビジネスの中で英語を使った経験であって、日常会話ができても、発音がネイティブに近くても、大きなアドバンテージにはなりにくいのです。
そのため、海外生活経験があっても、(国際性/英語力がある人〉という評価にはつながりません。
しかもF・Tさん、G.が高く、応募者が殺到するため、そう簡単に内定はもらえないのです。
さて、話を最初に戻します。
なぜ、Sさんだけは、この経験が活かせたのか。
それにはこんな話の続きがあったからです。
Sさんはあるメーカーへ応募。
その選考の途中のある日。
驚いたSさんは「これは放っておけない」と、企業の人事担当者に事情を話して、その地に飛び出していってしまいました。
彼のそういった義理堅さは企業にも伝わり、なんと彼が戻ってくるまで、一つ席を空けて待っていてくれたのです。
言ってしまえば運のいい話ですが、このぐらい相手の心をとらえることができないと、「ああ、またワーキングホリデーくんか」くらいにしか企業側は思ってくれません。
留学・ワーホリは、キャリアのブランクと見なされる危険性アリ0海外経験、語学力だけで転職が成功するわけではありません。
企業の面接官から見れば、ワーホリ経験者が10人いたら9人がその海外経験を活かした仕事を希望されます。
つまり、耳にタコができるくらい平凡な応募動機にしか見えないのです。
あなたが帰国して、これから転職活動をするつもりなら、語学・海外生活経験だけでなく、別な角度から「なぜ、この仕事を私は希望するのか」をもう一度自問してください。
資格を取れば、転職は有利になりますよね?さまざまなメディアにそんなフレーズが飛び交っています。
果たして、それは事実なのでしょうか?中堅メーカーに入社したR・Tさんは、経理部門に配属されました。
経営学部でも商学部でもなく、文学部出身だった彼にとっては、意外な辞令。
それでも、仕事をするうちに、だんだんと興味がわいてきたのです。
先輩のアシスタン卜業務とはいえ、簿記の基礎知識がないところからスター卜したR・Tさんは、焦りも感じていました。
仕事をこなすうちに徐々に知識は身についていたものの、理論的・体系的に学んだことがないため、常に不安だったのです。
入社半年を過ぎた頃、すでに「経理スペシャリスト」をキャリアプランの目標に掲げていた彼は、会社を辞めて、簿記資格の勉強に専念することを決意。
専門スクールに半年間通い、簿記3級を取得しました。
かし、書類選考でことごとく敗退してしまいました。
中途採用市場では一般的に、半年以上の「キャリアのブランク(空白)」はマイナス評価となります。
経理などの専門職ならなおさら。
しかも、実務経験のない有資格者より、資格がない実務経験者のほうが、選考では有利となるのです。
スペシャリスト」に早くたどり着けた可能性が高いのです。
幸い、R・Tさんは、半年でも経理経験があったこと、加えて実直な人柄が評価され、数ヵ月後に無事、転職を果たしました。
一方で、異職種から経理職への転身を目指し、簿記資格を取得する人も少なくありません。
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